温泉と演劇は長く庶民の心と体を癒し、親しまれてきました。
日本人として馴染み深い、大切な文化です。
当施設ユラックスでは世代を超えて楽しめる
コミュニケーションの場としての「温泉」と「演劇」、
ふたつの日本の大衆文化を発信し続けています。
日本人ほど温泉というものを愛す民族はいない、といっても過言ではないでしょう。医療としての側面の大きいヨーロッパなどに対して、日本の風呂や温泉は観光や娯楽のひとつとして親しまれています。一日の疲れを湯船につかって癒すという方も多いのではないでしょうか。
火山の多い日本は火山性の温泉がとても多く、日本土着の宗教である神道や中国より伝来した仏教の影響もあったためか、温泉地にまつわる神話や伝説の類もよく聞かれます。衛生や医療の知識が不十分であった時代には、温泉の効能は怪我や病気に効く不思議な力と見なされ、聖地化していったのだと推測されます。
江戸時代以降になると、従来の宗教的意味合いから娯楽的な色が濃くなっていき、湯治を求める人々が集まる温泉周辺には温泉宿が立ち並び、栄えていきました。江戸中期には、温泉を相撲の番付風に格付けした「温泉番付」も登場しています。
「裸の付き合い」という言葉が表すように、温泉は私たちにとって世代を超えたコミュニケーションの場としても馴染み深いものです。心も体もあたためてくれる温泉は、私たち日本人にとって大切な文化となっています。
温泉ページへ大衆演劇は、その装いからわかるように、歌舞伎の影響を強く受けています。その歌舞伎のルーツはお国(出雲阿国)という女性が創始した「かぶき踊」であるというのは周知されています。「かふきをとり」という名称が初めて記録に現れるのは『慶長日件録』という江戸時代初期の明経博士舟橋秀賢の日記の記事とのこと。これは慶長8年(1603年)5月6日の女院御所での芸能を記録したものです。
かぶき踊は今日の歌舞伎のような、いわゆる高級演劇へと進化していきますが、それに対して,より庶民に向けて発展していったのが大衆演劇となって現代に受け継がれています。それを特徴づけるのが、娯楽性の高い芝居、観客と演者の距離の近さ、観劇料金の安さなど。
大衆演劇は、役者と直接話しができることから、観るだけではなく、「会える」という感覚で楽しむ方々も多いと思われます。大衆演劇は、役者へ向けたハンチョ、拍手、手拍子やお花をつける(ご祝儀を渡す)といった観客からの能動的な行動があることも特徴となっています。初めての方は、こうした独特な距離感に驚かされることでしょう。
大衆演劇の公演とは、役者と観客で作り上げる空間と時間です。こうして味わえる大衆演劇ならではの空気が、今日まで愛され続ける大衆演劇の大きな魅力だと言えます。
観劇ページへ受付時間 | 大人 | 65歳以上の方 | 小人 |
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06:00-16:00 | 1,900円 | 1,500円 | 200円 |
16:00-24:00 | 1,000円 | 1,000円 | 200円 |
※料金には館内着、大人:バス・フェイスタオル、小人:フェイスタオルの貸し出し費用が含まれております。
※小人料金は(4才-小学生)のお子様が対象です。4歳未満のお子様は無料です。
※65歳以上の方は16時までのご入場に限り、1500円のシニア料金で入場できます。(年齢を証明できるものをご提示ください)
コース | 受付時間 | 大人 | 小人 |
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朝風呂コース | 06:00-09:45(入館から3時間) | 500円 | 200円 |
2時間コース | 09:45-22:00 | 700円 | 200円 |
夜風呂コース | 22:00-23:30 | 500円 | 200円 |
※入浴料の中にフェイスタオルの貸し出し費用が含まれております。
※小人料金は(4才-小学生)のお子様が対象です。4歳未満のお子様は無料です。